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しばらくぶりのスタジオ訪問は、スタン・ボスバーグ。ご覧の通りのおじいちゃんです。自宅のアトリエで真剣に制作中の彼はカメラを意識してか一見怖そうな感じですが、実際はとてもやさしい人です。ノーマン・ロックウェエルタイプの画風に登場する人物は、身近な人たちにモデルになってもらっているそうです。下の作品の中にも子供たちがたくさん描かれていますが、彼らはみんなスタンのお孫さんです。

スタンは私の店から車で20分くらいの、オレンジ市というところに住んでいます。彼の作品はすべて第二次世界大戦中、彼の子供時代に見たアビエーションにまつわる風景を描いています。「The Spider and the Fly」のバックにある給水塔には「ORANGE」の文字が見えますし、「Impressing the Night Shift」は今はなきEl Toro Air Station(エル・トロ海兵隊基地)での、Rosie the Riveterと呼ばれる大戦中の女工たちの一場面です。同じ女工を描いたものに「Twin Tails and Carrot Tops」がありますが、これはエル・トロ基地の近くのコロナ・デルマーという小さな海辺の町を背景にしています。

「Balboa Randezvous, 1944」はそのコロナ・デルマーからほど近いバルボア半島の一シーンですし、「The Shootin' Stars of the 94th」もそこから車で1時間ほどで行けるサン・ベルナルディーノ山脈での出来事を描いています。ちなみにここでは冬になるとスキーもできます。

上の写真でスタンが描いている作品は今制作中のもの。本当は去年の7月に出るということで楽しみにしていたのですが、のびのびになっています。人当たりはとても穏やかですが、完璧主義で職人派だの一徹なおじいちゃんです。「あと2ヶ月くらいで終わるかな」とのことなので楽しみに待っていてください。発表されたらこのブログでも紹介します。ちなみにこの作品は第二次世界大戦中の女性パイロットがテーマです。その先はヒミツ、まだ言えません。ちらっと見える写真から想像してください。


The Spider and the Fly

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Impressing the Night Shift

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Twin Tails and Carrot Tops

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Balboa Randezvous, 1944

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The Shootin' Stars of the 94th

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11月3日、Jacqueline Cochran Air Show (ジャックリーン・コックラン・エアーショー)に行ってきました。このブログで紹介しているチノ航空博物館からは車で1時間半くらい南東に位置する小さな民間空港で行われました。来場者数は2万5千人くらいだったそうです。

展示はCorsairをはじめ、F-80、A-26、C-47、Electra Junior、PBY Catalina、P-40などなど。演技はPatriots (L-39)のアクロバット飛行、F/A-18、F-16、パラシュート部隊による演技など、小さなエアーショーで牧歌的な雰囲気ながら、内容的には結構迫力があって面白かったです。天気も良くて(気温35度くらい!)写真もきれいに撮れました。

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Ronald Reagan

先日、店のお客さんが「近々空母ロナルド・レーガンに乗ってF/A-18 Hornetの飛び立つのを見に行くんだよ。この空母、フットボール場の6倍(8倍?)くらいあってでかいんだぜ。F/A-18が目の前を横切るんだよね。楽しみだなぁ!写真撮ってくるから今度見せてやるね」と言っていました。この人、ほとんどお隣といっていいくらい近くでモデル飛行機屋さんを経営する人ですが、写真じゃなくて、本物を見に連れて行って欲しい!
P-59

上の写真、何だと思いますか?

正解はベニヤ版プロペラ付きXP-59、アメリカ最初のジェット機です。なぜこんな格好をしているかというと、米軍エドワーズ空軍基地で開発中のこの機はもちろん当時のトップシークレット。1942年10月、試験処女飛行を試みるも滑走路として使っていた渇水中の湖が、洪水で水浸し。別の場所に移す時にカモフラージュとして急遽くっつけたのが、このベニヤのプロペラという訳です。

その後、試験飛行中に、近くのバンナイズ空港所属のP-38から目撃され、「プロペラのない飛行機が飛んでいた!」と大騒ぎになったそうです。で、それならばとこのアメリカ初のジェット機のパイロットがゴリラの仮面とダービーハット、それに葉巻を用意して、今度はP-38にわざと接近し、葉巻をくゆらせながら手を振ってしまったんですね。それを見たP-38のパイロット、またまた驚いて「ダービーハットをかぶったゴリラが、葉巻をくわえてこっちに手を振った!」と報告。「そんなのあるわけねえだろ」と周りには信じてもらえず、結局「トップシークレット」はそのまま守られ、一件落着。めでたしめでたし。

いいなぁ、こういうユーモアって。

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日本語版「AviationArt.jp」の英語版姉妹サイト「AviationArt.com」がリニューアル・オープンしました。使い易さ、見やすさが格段と向上しました。ホームグラウンドはアメリカですが、品揃えが日本語版とは少し違うので日本のアビエーション・アートファンの方もせひ見に来てください。

www.aviationart.com/index.php


先週、サンディエゴのミラマー・エアーショーに行ってきました。まさに内蔵をえぐられるような爆音とド迫力で、大興奮でした。写真があまり良く撮れなかったので残念。

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エアーショーのプログラムを5部余分に入手しましたので、ご希望の方があれば差し上げます。詳しくは下をクリックしてください。

www.aviationart.jp






今日は木製(マホガニー)飛行機の紹介です。

Thomas-Pigeon社製の「Pigeon Flying Boat」。全長19フィート3インチ、幅24フィート2インチ、高さ12フィート5インチ、100馬力の超小型機です。1920年頃作られたとあります。

この飛行機は謎が多く、実際に完成されたのかどうかもわからない、と説明にありました。コントロールは操縦桿のみ、エンジンは翼の真下につけられていたとのこと。長い間、あまりその存在すらも知られていなかったのですが、1961年にThe Pigeon Hollow Spar Companyというところで発見されました。その後、この博物館からそう遠くないFlabob Airportのトニー・フルカワという日系人によって修復されたとのことです。

それにしてもなぜこれが木製かということですが、「どんな天候の状況下においても安全性、耐久性、そして信頼性が抜群だから」との理由によるものです。


お待たせいたしました。AviationArt.jpにやっとビンテージ アビエーション広告のコーナーが完成しました!主に第二次世界大戦中のものから、1950年代のものが揃っています。すべて本物です。複製ではありません。

第二次世界大戦の戦勝国、アメリカが戦時中イケイケムードだったことや、アメリカも国を挙げての必死の大きな戦争だったこと、さらに戦後は平和に向けて世界は大きく変わって行くんだ、といった力強いメッセージなど、飛行機や航空産業を通して当時のアメリカがうかがい知れるのがとても興味深いですね。上のパンナムの広告ようにチャイナ・クリッパーやコンステレーションみたいな飛行機、今でもあったら乗ってみないのにな、と思えるものが沢山出てきます。

雑誌の切り取りページですので、裏面にも当時のタバコやデザートの広告が入っていたり、広告関係の方にも十分楽しんでいただけるコレクションです。

www.aviationart.jp/vintage/index.php


そうです、これはあの「翼よ、あれがパリの灯だ!」のセリフで有名な、大西洋単独無着陸飛行に初めて成功したチャールズ・リンドバーグの「スピリットオブセントルイス号」の姉妹機、B-1 Broughamです。これも修復中だったので、また柵の中に入らせてもらってコックピットなども撮影させてもらいました。

この機の特徴はなんといってもコックピットでしょう。写真でわかるでしょうか、籐製の座席もすごいですが、これがほとんど床と同じ高さに設置されています。それと比べコックピットの計器類はかなり高い位置にあるため、着席すると前がまったく見えません。視界は空だけ。理由はバランスを高めるために燃料タンクをパイロット席の前に持って来たことによるものです。それによって操縦席の前方の窓がなくなり、結果として緊急時などで安全性が向上したとのことでした。

それにしても頼るは左右の窓の視界と、左側に設置された潜望鏡のみとは...。立派なエアバッグを付けた潜望鏡付きの車みたいで、いったいどっちが安全なのか、私にはわかりません。

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チノ航空博物館には修復中の飛行機を見られるハンガーが2棟あります。中に直接入って見学できるのが魅力ですね。通路にロープが張ってあってそこをたどって見る訳ですが、。今回は特別にロープの内側に入れてもらい、撮影することができました。一つのハンガーでこのB-25のように大きなものから、コルセアなどの中くらいの大きさのもの、また一人乗りの小さな飛行機まで10機くらいいっぺんに修復作業が行われています。

作業をする人たちはほどんどボランティア状態。「飛行機をさわっているだけで幸せ」という人たちが集まって、収入などあまり気にせず働いているそうです。中にはリタイアした航空エンジニアの人もいました。

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プロフィール
名前:航空絵画専門「AviationArt.jp」店長
HP:AviationArt.jp
性別:男性
自己紹介:
現在、南カリフォルニアのハンティントン・ビーチというところに住んでいます。ロスの空港からは車で1時間くらい南に行ったところ。サーフィンをやる人には有名なところ、らしい、です。

アビエーション・アート(航空絵画)のお店を経営しています。(同時に額装もします)壁いっぱいに飾られた実物のアビエーション・アートはとても迫力があります。見ているだけでうれしい。日本のアビエーション・アート・ファンのみなさん、近くに来られるようなことがあったら連絡ください。タイミングがあえばエアー・ショーなどにも行きましょう。私の夢は日本とアメリカの航空絵画ファンやアーティストの交流の手助けをして行くことです。

うちの店に来られるお客さんやアーティストがいろいろ面白い話をしていってくれるので、このブログではそういったものをどんどん書き込んで行きます。

アビエーション・アートの作品は「AviationArt.jp」にて販売中です。キャンペーン期間中の日本までの送料は国際航空便で、1オーダーにつき何枚買っても10ドル均一です。

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