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AviationArt.jpに近々「ビンテージ・アビエーション広告」のコーナーを新設する予定ですが、面白いものばかりなので、このブログで先に紹介しちゃいます。

まずは、ニューヨークのThe Saturday Evening Post(1953年10月7日号)に掲載された、今はなきパンナム航空(Pan American)の世界一周広告です。

ここで登場するのはボーイングB-377「Strato Clipper」です。これは2階建て、今のジャンボとは逆に上が客室、下がラウンジという構造になっています。私の知る限りではこの飛行機、もともとは爆撃機用の設計で、下は爆弾の格納庫として作られたとのことです。第二次世界大戦も終わり、平和な時代を迎えて、旅客機として生まれ変わりました。それにしても広告に出ているこのおばさん、ベッドに横たわっていますね。現代のファーストクラスでも「180度に近いリクライニング」にしかならないのに、これホントのベッドですよ。食事も運んでもらってまぁ、優雅というかゴージャスというか、でもいったいこんなところでどうやって食うんだ、って思ってしまいます。

料金表を見るとアメリカ西海岸から東京までの往復料金が1170ドル。えっ、ディスカウントチケットだったら今のほうが安いじゃん、といった感じです。


PanAm

(機体の写真です。参考用)

ここで紹介する「ビンテージ・アビエーション広告」は、近々AviationArt.jpで販売します。すべてオリジナルです。複製ではありません。興味のある方はshop@aviationart.jpまでお問い合わせください。



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ご近所で大きな模型店を経営する人のアビエーションのお話。

この人、今でこそ20店以上のお店を持つ人ですが、その昔、まだ事業を始めたばかりの頃は、当たり前のことですが店構えも小さかったそうです。店なのか倉庫なのか区切りもはっきりしないようなところ、商品が山積みになっている真上に、大きな「P-38 ライトニング」の模型が吊るしてありました。そこへある紳士が入ってきて天井を指差し、「あのP-38、とてもよく出来ているので売って欲しい」とのこと。これはこれから店を始めるにあたってシンボルとして大枚をはたいて買ったものだから売れない、と断ると残念そうに帰って行ったそうです。

何年か後にまた同じ紳士が現れ、大きく立派になった店の天井を見上げ、今度は「あのP-51 マスタングを売って欲しい」。よくよく話を聞いてみるとこの人、P-38もP-51も、両方とも本物を持っているのだそうです。はい、所有しているのです。他にもなんとかという(名前は忘れてしまったそうですが)ドイツの戦闘機も持っているという。お金持ちには違いないが、かといって職業を聞いてビジネスに結び付けたりはしたくないので、その時はその人がどんな人なのか聞かなかったそうです。

それからさらに数年後、人づてにこの紳士はアメリカのある大きな航空会社の社長だということを知り、やっと納得したそうです。

P-38 ライトニングもP-51 マスタングもアビエーション・アーティストの好んで描く戦闘機です。AviationArt.jpにも沢山の作品が掲載されていますので、ぜひ見てください。(ちなみに「今月(8月)のオススメ作品」コーナーにもP-38が紹介されています)
Blue Angels

今日はブルー・エンジェルズの話です。

先日私の店に来られたお客さん、古くからのアビエーション・ファンでアメリカ海軍や空軍などにも沢山友達がいるそうです。その中のひとりがブルー・エンジェルズのパイロット。その昔、ある練習日に彼から基地へと招待されました。落ち合う場所を聞くと、「そんなの音でわかるさ」の一言。よくわからないままとにかく格納庫の前に車を止めて待っていると、突然爆音とともに目の前にF-18が現れた。みごとにタッチ・アンド・ゴーを決め、空に再び舞い上がるとしばらくしてやっと自分の鼻先のところに戻って来ました。

しかしそれから待つことさらに15分。車のようにキーを抜いてスタコラ出てくる訳にはいかないのだそうですね。とにかく、15分待たされて、やっとキャノピーが開き、ヘルメットを抱えたみごとな体躯の友人パイロットがのっしのっしと現れました。

そして彼の野太い声で一言、
「信じられるかい?毎日こんな楽しいことばかりして給料がもらえるんだぜ。やめられないね」

命がけの仕事ですが、彼にとっては毎日が日曜日のようデス。


AviationArt.jpの航空絵画、8月のオススメはズバリこの3点。オープン・エディションなので低価格、しかも大判で完成度も高く迫力満点です。アビエーション・アートには興味があるが、安くていいものから集め始めたい、と思っている方に特にオススメです。

上から:
Spitfire – by Barry Clark 40ドル (102.9cm x 58.4cm)
(http://aviationart.jp/special/index.php)
Gustav! – by Jack Fellows 35ドル (83.8cm x 40.6cm) (http://aviationart.jp/product/detail.php?recordID=JFX-GSTX)
Lightning! – by Jack Fellows 35ドル (83.8cm x 40.6cm)
(http://aviationart.jp/product/detail.php?recordID=JFX-LIGX)

奇しくもイギリス(Spitfire)、ドイツ(ME-109G-6)、アメリカ(P-38 Lightning)の3つの国にきれいに(苦笑)分かれてしまいました。それにしてもこのアーティストのふたり、本当に絵がうまい。どの作品を見てもスキがありません。

ところで先日、私も店の展示用に「Spitfire」をキャンバス・トランスファー(作品をキャンパス地に転写して油絵のオリジナルのように見せる方法)して飾り ました。目の肥えたアビエーション・アートのお客さんの評判も上々です。もちろん普通の額装でもかなりの見栄えになります。


AranceBorders

AviationArt.jp(航空絵画ウェブサイト)のスタジオ訪問でもご紹介したウィリアム・アランセの作品の展示が、南カリフォルニア、サウスコースト・プラザ(South Coast Plaza)という巨大モールの中にあるボーダーズ(BORDERS)という本屋さんで8月1日より始まりました。期間は1か月、私がコーディネート、およびフレーミング(額装)をしています。彼の展示は今回が2回目。前回は小さな作品ばかりでしたが、ソファの上に飾れるサイズのものが欲しいとの要望が多かったので、額も入れて75センチx50センチくらいのものも作りました。

このサウスコースト・プラザ、日本からのお客さんもよく見かける高級志向のショッピングモールです。もし行かれるようなことがあったら是非寄ってみてください。ボーダースはクリスタル・コート内にあります。www.southcoastplaza.com/


スタン・ボスバーグの「Balboa Rendevous, 1944(バルボア・ランデブー、1994)」が250部限定で販売開始されました。キャンバス地のジクレー作品です。

この作品、正確には「新作」ではありません。もともと非常に人気が高く、ずいぶん前に売り切れていたメイン・エディションを、ファンの強い要望に応え、今度はキャンバス地ジクレー・エディションとして復刻させたものです。サイズも原画の油絵と同じ大きさになっており、その出来ばえ、発色は原画と見まがうほどです。

作品は750ドルと少し高めですが、スタン・ボスバーグのファンとしては待望の逸品ということができるでしょう。

作品の詳細はこちらへ:
http://www.aviationart.jp/product/detail.php?recordID=SVX-BRXX



前回は小池繁夫先生の航空絵画について、アメリカでの反応を「アーティスト篇」としてやりましたので、今回は「コレクター篇」ということでアメリカらしい話をひとつ。

店のお知らせとして時々、メルマガをお客さんに発信しています。(いまのところ英語のみ。要望があれば日本語もやっていきたいです)その時、小池先生の作 品を入荷したというニュースを流したのですが、購入希望の電話がミズーリ州のセント・ルイスからかかってきました。セント・ルイスといえば大リーグの田口 選手がいるカージナルスの本拠地ですよね。で、以下、その時の会話の再現です。(会話は英語です)

お客さん「ハロー、メルマガにでているShigeo Koikeっていう人の絵を買いたいのだけど」

私「いろいろありますけど、どれですか?」

お客さん「ダグラスのAD-5スカイレーダー。あのブルーの」

私「わかりました。それでは早速送りますね」

お客さん「全部で何枚あるの?」

私「何枚ってどういう意味ですか?」

お客さん「沢山欲しいのよ。そのブルーの飛行機さ、ノーズに『31』って書いてあるでしょ。」

私「はいはい、書いてありますよ」

お客さん「それ俺の」

私「.....?」

お客さん「俺のヒコーキ。いまでもしょっちゅうそれで飛んでるよ」

私「ドヒャー!」

お客さん「そうなんだよ、俺もドヒャーなんだよ。メルマガの記事は友達が教えてくれたんだけど、今まで飛んでるところを写真に撮られたことないし、びっくりしたよ。スカイレーダーって現存するのは5〜6機だけでさ、ああやってオリジナルのブルーのままで残されてるのは、ほんの2〜3機なんだよね。 しかしまあ、どうやって資料を手に入れたのかなあ。ま、とにかく友達とか親戚とかへあげたいわけ。ありったけ欲しいから、何枚買えるか調べてくれる?」

とにかく私もビックリするやら、なんだかやたらワクワクうれしいやらで早速日本に連絡をとった次第ですが、4000部限定作品がわずか5枚を残すのみ。その5枚と私の手持ちを1枚足して計6枚、お客さんのところへ送りました。

その時のお客さんの一言が、私の気持ちをもよく反映していました:
「えーぇ!じゃ、他の3994枚はすべて売れちゃったわけ?ドヒャー!」

ホント、ドヒャーです。
「AviationArt.jp」が本日(7月4日)開店しました。

今日アメリカはちょうど独立記念日。まわりの大騒ぎに便乗して開店することができました。ウェブ制作を担当してくれたデザイナーのA.M.さん、ありがとうございました。

開店はしましたが、もっともっとやりたいことが沢山あります。アーティストリストも20人くらいはあるので順次、増やしていきたいと思います。内容をいっそう充実させて日本のアビエーション・アート・ファンの方たちに、楽しんでもらえるサイト作りをしていきます。

さっそく、AviationArt.jpをのぞいてみてください。
アメリカ西海岸発、航空絵画スーパーストア「AviationArt.jp」が近日開店します。(ほとんど完成。ただ今、最終チェック中)

リミテッド・エディションのコレクターもの、オープン・エディションの手軽に買える価格帯のもの、いろいろバラエティーを揃えています。すべて人気作家の秀作です。乞うご期待!
アメリカでは日本の画家の描いた航空絵画(アビエーション・アート)は、あまり見かけません。私にはどうしてもこれが歯がゆくて、数ヶ月前、試しに日本から小池繁夫先生の絵を数点取り寄せ、販売したことがあります。その絵を見たアメリカ人の反応を紹介します。

まずは、アーティスト篇:

Stan Vosburg (スタン・ボスバーグ)
「おお、この人知ってる、しってる。よくプラモの箱の絵を描いてる人でしょ。すごいんだよね、ディテールが。いつも思うんだけど、この人の原画ってどれくらいの大きさなんだろう?」このスタン・ボスバーグさん、ノーマン・ロックウェル風の人気作家で、彼もかなり描き込むタイプだと思いますが、小池先生の絵はそのボスバーグをもうならせます。ちなみに日本に問い合わせたところ、小池先生の原画はあまり大きくなく、B3くらいらしいです。ちがっていたらゴメンナサイ。

William Arance (ウィリアム・アランセ)
「おお、すごいね。きれいだね。この人すごい。見て、この海面のディテール。びっくりするね」このウィリアム・アランセは「アーティスト・スタジオ訪問」でも紹介していますが、ディテールにこだわることに関しては彼も負けてはいないと思います。その彼が小池先生の緻密さに脱帽していました。

次回は、お客さんからの反応で、びっくりする話があるので紹介します。乞うご期待!
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プロフィール
名前:航空絵画専門「AviationArt.jp」店長
HP:AviationArt.jp
性別:男性
自己紹介:
現在、南カリフォルニアのハンティントン・ビーチというところに住んでいます。ロスの空港からは車で1時間くらい南に行ったところ。サーフィンをやる人には有名なところ、らしい、です。

アビエーション・アート(航空絵画)のお店を経営しています。(同時に額装もします)壁いっぱいに飾られた実物のアビエーション・アートはとても迫力があります。見ているだけでうれしい。日本のアビエーション・アート・ファンのみなさん、近くに来られるようなことがあったら連絡ください。タイミングがあえばエアー・ショーなどにも行きましょう。私の夢は日本とアメリカの航空絵画ファンやアーティストの交流の手助けをして行くことです。

うちの店に来られるお客さんやアーティストがいろいろ面白い話をしていってくれるので、このブログではそういったものをどんどん書き込んで行きます。

アビエーション・アートの作品は「AviationArt.jp」にて販売中です。キャンペーン期間中の日本までの送料は国際航空便で、1オーダーにつき何枚買っても10ドル均一です。

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