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Ronald Reagan

先日、店のお客さんが「近々空母ロナルド・レーガンに乗ってF/A-18 Hornetの飛び立つのを見に行くんだよ。この空母、フットボール場の6倍(8倍?)くらいあってでかいんだぜ。F/A-18が目の前を横切るんだよね。楽しみだなぁ!写真撮ってくるから今度見せてやるね」と言っていました。この人、ほとんどお隣といっていいくらい近くでモデル飛行機屋さんを経営する人ですが、写真じゃなくて、本物を見に連れて行って欲しい!
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P-59

上の写真、何だと思いますか?

正解はベニヤ版プロペラ付きXP-59、アメリカ最初のジェット機です。なぜこんな格好をしているかというと、米軍エドワーズ空軍基地で開発中のこの機はもちろん当時のトップシークレット。1942年10月、試験処女飛行を試みるも滑走路として使っていた渇水中の湖が、洪水で水浸し。別の場所に移す時にカモフラージュとして急遽くっつけたのが、このベニヤのプロペラという訳です。

その後、試験飛行中に、近くのバンナイズ空港所属のP-38から目撃され、「プロペラのない飛行機が飛んでいた!」と大騒ぎになったそうです。で、それならばとこのアメリカ初のジェット機のパイロットがゴリラの仮面とダービーハット、それに葉巻を用意して、今度はP-38にわざと接近し、葉巻をくゆらせながら手を振ってしまったんですね。それを見たP-38のパイロット、またまた驚いて「ダービーハットをかぶったゴリラが、葉巻をくわえてこっちに手を振った!」と報告。「そんなのあるわけねえだろ」と周りには信じてもらえず、結局「トップシークレット」はそのまま守られ、一件落着。めでたしめでたし。

いいなぁ、こういうユーモアって。

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久しぶりにアビエーションこぼれ話です。

他のアビエーション・アートのお店(私にとってはいわば競合です)で聞いた話ですが、このお店、空港の滑走路のすぐそばにあります。実際、仕切りは金網の柵だけ。先日、州外のお客さんからそのお店に額入りのアビエーション・アートを15点、まとめて注文が入ったそうです。額入りのものを梱包して15点も発送するとなると、大きさ、重さだけでも相当なものになります。 そこでお客さんにその旨を伝えると、「だったら誰かそちらに送るから」とのことで電話を切りました。しばらくすると店の横にほとんど横付けの状態でプラーベート・ジェットが現れ、15点全部なんなく持って行ったそうです。

あぁ〜、私にはため息しかでない...。
ご近所で大きな模型店を経営する人のアビエーションのお話。

この人、今でこそ20店以上のお店を持つ人ですが、その昔、まだ事業を始めたばかりの頃は、当たり前のことですが店構えも小さかったそうです。店なのか倉庫なのか区切りもはっきりしないようなところ、商品が山積みになっている真上に、大きな「P-38 ライトニング」の模型が吊るしてありました。そこへある紳士が入ってきて天井を指差し、「あのP-38、とてもよく出来ているので売って欲しい」とのこと。これはこれから店を始めるにあたってシンボルとして大枚をはたいて買ったものだから売れない、と断ると残念そうに帰って行ったそうです。

何年か後にまた同じ紳士が現れ、大きく立派になった店の天井を見上げ、今度は「あのP-51 マスタングを売って欲しい」。よくよく話を聞いてみるとこの人、P-38もP-51も、両方とも本物を持っているのだそうです。はい、所有しているのです。他にもなんとかという(名前は忘れてしまったそうですが)ドイツの戦闘機も持っているという。お金持ちには違いないが、かといって職業を聞いてビジネスに結び付けたりはしたくないので、その時はその人がどんな人なのか聞かなかったそうです。

それからさらに数年後、人づてにこの紳士はアメリカのある大きな航空会社の社長だということを知り、やっと納得したそうです。

P-38 ライトニングもP-51 マスタングもアビエーション・アーティストの好んで描く戦闘機です。AviationArt.jpにも沢山の作品が掲載されていますので、ぜひ見てください。(ちなみに「今月(8月)のオススメ作品」コーナーにもP-38が紹介されています)
Blue Angels

今日はブルー・エンジェルズの話です。

先日私の店に来られたお客さん、古くからのアビエーション・ファンでアメリカ海軍や空軍などにも沢山友達がいるそうです。その中のひとりがブルー・エンジェルズのパイロット。その昔、ある練習日に彼から基地へと招待されました。落ち合う場所を聞くと、「そんなの音でわかるさ」の一言。よくわからないままとにかく格納庫の前に車を止めて待っていると、突然爆音とともに目の前にF-18が現れた。みごとにタッチ・アンド・ゴーを決め、空に再び舞い上がるとしばらくしてやっと自分の鼻先のところに戻って来ました。

しかしそれから待つことさらに15分。車のようにキーを抜いてスタコラ出てくる訳にはいかないのだそうですね。とにかく、15分待たされて、やっとキャノピーが開き、ヘルメットを抱えたみごとな体躯の友人パイロットがのっしのっしと現れました。

そして彼の野太い声で一言、
「信じられるかい?毎日こんな楽しいことばかりして給料がもらえるんだぜ。やめられないね」

命がけの仕事ですが、彼にとっては毎日が日曜日のようデス。



前回は小池繁夫先生の航空絵画について、アメリカでの反応を「アーティスト篇」としてやりましたので、今回は「コレクター篇」ということでアメリカらしい話をひとつ。

店のお知らせとして時々、メルマガをお客さんに発信しています。(いまのところ英語のみ。要望があれば日本語もやっていきたいです)その時、小池先生の作 品を入荷したというニュースを流したのですが、購入希望の電話がミズーリ州のセント・ルイスからかかってきました。セント・ルイスといえば大リーグの田口 選手がいるカージナルスの本拠地ですよね。で、以下、その時の会話の再現です。(会話は英語です)

お客さん「ハロー、メルマガにでているShigeo Koikeっていう人の絵を買いたいのだけど」

私「いろいろありますけど、どれですか?」

お客さん「ダグラスのAD-5スカイレーダー。あのブルーの」

私「わかりました。それでは早速送りますね」

お客さん「全部で何枚あるの?」

私「何枚ってどういう意味ですか?」

お客さん「沢山欲しいのよ。そのブルーの飛行機さ、ノーズに『31』って書いてあるでしょ。」

私「はいはい、書いてありますよ」

お客さん「それ俺の」

私「.....?」

お客さん「俺のヒコーキ。いまでもしょっちゅうそれで飛んでるよ」

私「ドヒャー!」

お客さん「そうなんだよ、俺もドヒャーなんだよ。メルマガの記事は友達が教えてくれたんだけど、今まで飛んでるところを写真に撮られたことないし、びっくりしたよ。スカイレーダーって現存するのは5〜6機だけでさ、ああやってオリジナルのブルーのままで残されてるのは、ほんの2〜3機なんだよね。 しかしまあ、どうやって資料を手に入れたのかなあ。ま、とにかく友達とか親戚とかへあげたいわけ。ありったけ欲しいから、何枚買えるか調べてくれる?」

とにかく私もビックリするやら、なんだかやたらワクワクうれしいやらで早速日本に連絡をとった次第ですが、4000部限定作品がわずか5枚を残すのみ。その5枚と私の手持ちを1枚足して計6枚、お客さんのところへ送りました。

その時のお客さんの一言が、私の気持ちをもよく反映していました:
「えーぇ!じゃ、他の3994枚はすべて売れちゃったわけ?ドヒャー!」

ホント、ドヒャーです。
アメリカでは日本の画家の描いた航空絵画(アビエーション・アート)は、あまり見かけません。私にはどうしてもこれが歯がゆくて、数ヶ月前、試しに日本から小池繁夫先生の絵を数点取り寄せ、販売したことがあります。その絵を見たアメリカ人の反応を紹介します。

まずは、アーティスト篇:

Stan Vosburg (スタン・ボスバーグ)
「おお、この人知ってる、しってる。よくプラモの箱の絵を描いてる人でしょ。すごいんだよね、ディテールが。いつも思うんだけど、この人の原画ってどれくらいの大きさなんだろう?」このスタン・ボスバーグさん、ノーマン・ロックウェル風の人気作家で、彼もかなり描き込むタイプだと思いますが、小池先生の絵はそのボスバーグをもうならせます。ちなみに日本に問い合わせたところ、小池先生の原画はあまり大きくなく、B3くらいらしいです。ちがっていたらゴメンナサイ。

William Arance (ウィリアム・アランセ)
「おお、すごいね。きれいだね。この人すごい。見て、この海面のディテール。びっくりするね」このウィリアム・アランセは「アーティスト・スタジオ訪問」でも紹介していますが、ディテールにこだわることに関しては彼も負けてはいないと思います。その彼が小池先生の緻密さに脱帽していました。

次回は、お客さんからの反応で、びっくりする話があるので紹介します。乞うご期待!
つい先週、ふらりと立ち寄ったお客さん、第二次世界大戦中の戦闘機のアビエーション・アートばかりを熱心に観ているので、「お好きなのですか」と声をかけると、その昔B-17や、B-24、B-25を操縦していたのだそうです。中でも一番好きなのがB-24。その次がB-17。そのおじいちゃん曰く「B-25はねぇ、小さいしさ、結構欠陥が多くてね。エンジンかけてから飛び立つ前にみんなで必ず燃料漏れのチェックするんだ。なに、クンクンと犬のようににおいを嗅ぐだけだがね」 全然乗ったこともない私にはわかりませんが、でも好きだなあ、あのホンワカした感じのデザインは。
先日、コロラドに住むお客さんから電話がありました。コロラドといえばいくら同じアメリカ国内でもカリフォルニアからみれば州外なので面識はありませんが、この人、すでにリタイアしているアビエーション・アート(航空絵画)のコレクターで、ときどき暇を見つけては電話をくれます。 

彼の友達に昔のB-25をパイロットをやっていた人がいて、最近とても重い病気にかかり、高齢ということもあってかなり身体的にも、精神的にも弱っているとのこと。どうにかしてこの友人を元気づけてあげたいと、昔のパイロット仲間やらアビエーション・アートのコレクター仲間やら、ありとあらゆるところに電話をしたそうです。そうしているうちにひとり、「心当たりがあるからちょっと待っていてくれ」という人が現れ、電話を待っているとある日、突然夜中に電話が鳴り、「明日の午前11時、その人の奥さんに病気のご主人を庭に連れ出すように」とのこと。そのことをそのまま伝言すると、その奥さんも言われるままにご主人を庭に連れ出した。わけのわからぬまま待っていると、午前11時、ぴったりの時間に遠くから轟音が聞こえ始め、それがだんだん自分の家に近づいてきて、空を見上げるとなんとあのB-25が自分の家の上空をゆっくり飛んでいった、そうな。 

私はその話を聞いた瞬間、目の裏が熱くなってしまいました。と、同時にそのB-25、個人の所有だと聞いて「やっぱアメリカだなぁ」と関心。その持ち主、そのB-25を20年前に2万ドルで購入したそうです。まぁ、メインテナンスのほうがよっぽど金がかかるのでしょうが...。

(下の絵はThe High and The Mighty by Mark McCandlish, B-25です)
彼の作品はこちらでどうぞ:http://aviationart.jp/product/product-list.php?recordID=MMC
 
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プロフィール
名前:航空絵画専門「AviationArt.jp」店長
HP:AviationArt.jp
性別:男性
自己紹介:
現在、南カリフォルニアのハンティントン・ビーチというところに住んでいます。ロスの空港からは車で1時間くらい南に行ったところ。サーフィンをやる人には有名なところ、らしい、です。

アビエーション・アート(航空絵画)のお店を経営しています。(同時に額装もします)壁いっぱいに飾られた実物のアビエーション・アートはとても迫力があります。見ているだけでうれしい。日本のアビエーション・アート・ファンのみなさん、近くに来られるようなことがあったら連絡ください。タイミングがあえばエアー・ショーなどにも行きましょう。私の夢は日本とアメリカの航空絵画ファンやアーティストの交流の手助けをして行くことです。

うちの店に来られるお客さんやアーティストがいろいろ面白い話をしていってくれるので、このブログではそういったものをどんどん書き込んで行きます。

アビエーション・アートの作品は「AviationArt.jp」にて販売中です。キャンペーン期間中の日本までの送料は国際航空便で、1オーダーにつき何枚買っても10ドル均一です。

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